トムラウシ山 とむらうしやま 2,141m 北海道

北海道

■概要

北海道中央部、上川管内美瑛町と十勝管内新得町の境で、大雪山系南部に位置していることから「大雪の奥座敷」と呼ばれる。

トムラウシとは、アイヌ語で「花の多いところ」、「水垢が多いところ」の意だとされる。国土地理院一等三角点では、「富良牛山」と記されているが、アイヌ語起源の地名によく用いられる当て字であり、日本百名山では唯一カタカナ表記の山である。

以前は登るのが困難な山であったが、近年トムラウシ温泉から短縮路への道路が完成し、日帰り登山も可能となった。登山シーズンが7、8月のみと長くないため山頂は常に混んでいる。

30~10万年前に活動した火山で、山頂に溶岩ドームがあり、麓の新得町側にはトムラウシ温泉がある。

山頂には噴火口もあるが、現在は完全に活動を停止している。噴火口は一部が崩れていてU字型になっている。山の上部は森林限界ハイマツ帯、池塘や沼が点在し高山植物が群生している箇所がある。山頂部の溶岩台地には大きな岩が積み重なり「ロックガーデン」と呼ばれ、ナキウサギの生息地になっている。山域は1934年(昭和5年)に大雪山国立公園の特別保護地区に指定された。

天候急変による低体温症、遭難により多数の死亡事故が報告されている。

■登山対象者:中級者/体力★★★

■登山コース/コースタイム

①トムラウシ温泉コース-天人峡温泉コース/1泊2日15時間/標高差:登り1502m-下り1538m/距離28.5km

トムラウシ温泉-温泉コース分岐-カムイ天上分岐-コマドリ沢分岐-前トム-トムラウシ山-北沼分岐-天沼-ヒサゴ沼分岐-化雲岳-ポン沼-第一公園-滝見台-天人峡温泉

②トムラウシ温泉コース/登り7時間10分-下り5時間/標高差1502m/距離11.6km

トムラウシ温泉-温泉コース分岐-カムイ天上分岐-コマドリ沢分岐-前トム平-トムラウシ山

③トムラウシ短縮コース/登り5時間30分-下り4時間/標高差1174m/距離8.5km

トムラウシ短縮コース登山口-温泉コース分岐-カムイ天上分岐-コマドリ沢分岐-前トム平-トムラウシ山

④天人峡温泉コース/登り9時間40分-下り7時間50分/標高差1538m/距離16.9km

天人峡温泉-滝見台-第一公園-ポン沼-化雲岳-ヒサゴ沼分岐-天沼-北沼分岐-トムラウシ山

⑤クチャンベツコース/登り10時間40分-下り8時間40分/標高差1054m/距離18.5km

クチャンベツ沼ノ原登山口-沼ノ原分岐-大沼キャンプ指定地-五色の水場-五色岳-ヒサゴ沼分岐-天沼-北沼分岐-トムラウシ山

⑥ヌプントムラウシコース/登り12時間10分-下り10時間/標高差1423m/距離20.5km

ヌプントムラウシ沼ノ原登山口-尾根取付-岩塔-石狩岳分岐-沼ノ原分岐-大沼キャンプ指定地-五色の水場-五色岳-ヒサゴ沼分岐-天沼-北沼分岐-トムラウシ山

■植物

イソツツジ

イチヤクソウ

イワウメ

イワブクロ

イワヒゲ

ウコンウツギ

ウサギギク

ウスユキトウヒレン

エゾイヌナズナ

エゾコザクラ

エゾノツガザクラ

エゾツツジ

エゾノハクサンイチゲ

エゾヒメクワガタ

エゾマツ

オオバミゾホオズキ

キバナシャクナゲ

キンバイ

ゴゼンタチバナ

コマクサ

サマニヨモギ

サンカヨウ

タカネオミナエシ

チシマギキョウ

チシマクモマグサ

チシマツガザクラ

チシマノキンバイソウ

チングルマ

トカチフウロ

トドマツ

ナナカマド

ハイマツ

マイヅルソウ

マルバシモツケ

ミヤマキンバイ

ミヤマキンポウゲ

メアカンキンバイ

リンネソウ

■動物

ナキウサギ

■登山メモ

・山頂からは、北に旭岳、南には十勝連峰が望める。

 

・カムイ天上への登りが終わると、カムイサンケナイへと下る。この道は非常に足場が悪く、日照りが続かない限りは常に泥道で木の根なども滑りすくので注意。下りきると、カムイサンケナイの川に沿っての登りは、渡渉もあるが洪水にでもならない限り靴をぬらすことは無い。

■水場/トイレ

水場:トムラウシ野営場

コマドリ沢出合(沢水のため要煮沸)

トムラウシ公園(要煮沸)

カムイサンケナイ(要煮沸)

南沼幕営指定地(要煮沸)

トイレ:短縮登山口駐車場(6月中旬~9月下旬に使用可。携帯トイレ回収BOXあり)

トムラウシ温泉駐車場

南沼キャンプ指定地携帯(携帯トイレブース)

東大雪荘(最後のトイレ)


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